このような症状は
ありませんか?
- 気分の落ち込み
- 眠れない
- 食欲がない
- 涙が止まらない
- 何でもないときに涙が出る
- 意欲がわかない
- 楽しいと感じなくなった
- 普段できていたことができなくなった
当院での診療について
学校や職場のストレスが原因で、適応障害からのうつ状態やうつ病を発症する方が増えています。適切な診断のもと、休息をとることやお薬を上手に使うことで症状を和らげることができます。症状によっては漢方薬を処方することもあります。ただし、お薬は対症療法に過ぎないため、まずはお薬で症状が落ち着いた後に環境調整などを行い、ストレスの原因に対処していく必要があります。
また、こころの傷や発達障害などが背景にある、漠然とした「生きにくさ」からうつ状態やうつ病を発症することもあります。このような原因不明の「生きにくさ」を感じている方も、一度受診されることをお勧めします。丁寧な問診を通じて、原因を一緒に探っていきます。
うつ病の背景

ストレス耐性には、感受性などの生まれつきの先天的な要素と、幼少期の環境による後天的な要素が関係していると考えています。先天的な部分には干渉できないため、それぞれ自分の特性を理解することが大切です。
一方、後天的な要素は自己肯定感と言い換えられるかもしれません。ただし、ここで言う自己肯定感とは「何かができる」や「他人より優れている」といった表面的なものではなく「生きていてよい」という根本的な感覚を指します。幼少期に十分な愛情を受けることでこの感覚が育まれていると、人生に対して前向きで強い自信を持つことができます。これがストレス耐性の土台となります。
この土台が揺らいでいる人は、他の人にとっては小さなストレスでも耐えきれなくなることがあります。その場合、現在のストレスへの対応に加え、この土台にも働きかける治療が必要です。この治療はお薬だけでは難しいため、面談を通じてこころを癒やす精神療法を行います。

重症のうつ病や、
お薬を
避けたい方の
治療法について
比較的初期のうつ病はお薬で症状が改善されることが多いですが、一定の割合でお薬が効かないケースもあります。
複数の抗うつ薬を試しても改善しないような、治療抵抗性のうつ病や重症のうつ病と考えられる場合や、抗うつ薬に強い抵抗感を持つ方には、修正型電気痙攣療法(mECT)や経頭蓋磁気刺激療法(TMS)、ケタミン療法などの選択肢があります。
当院では、TMSとケタミン療法を自費診療で提供しております。自費診療を希望される場合でも、まずは保険診療で初診を受けていただきます。その際に治療方法や計画についてご相談いただけます。ご興味がございましたらお気軽にお声がけください。
なお、これらの治療についての詳細は、下記ページからもご確認いただけます。