不登校になったら病院を
受診したほうが良いのか

摂食障害

不登校は、小学生・中学生・高校生、そしてその上の学校においても大きな問題となっています。それでは、不登校とはどのような状態なのでしょうか。不登校の背景にはさまざまな原因があり、一人ひとりの状態について評価を行わない限り、適切な対策を立てることはできません。学校や家庭の責任、または本人の問題だと一般論で議論しても意味がないのです。まずは、本人の状態を丁寧に評価することがスタートラインになります。そのためには、専門的に評価を行える場所で診てもらう必要があります。

当院では、不登校の子どもたちの状態を評価することが可能です。この評価をもとに、家庭での接し方や学校での対応方針など、一貫性のある対策を構築できます。結論として、不登校そのものに対する診断や治療が存在するわけではありませんが、状態を評価できる専門機関を受診することには大きな意義があると考えます。

摂食障害

不登校の評価で行うこと

  • 学校の環境について
  • 家庭の環境について
  • 発達障害について
  • 本人の精神状態について

主に以上の点を評価し、それぞれの状態が互いに影響し合うことを踏まえながら、その子の全体的な状態を診ていきます。場合によっては、うつ病や統合失調症、さらに摂食障害などの深刻な問題が隠れていることもあります。そのような場合でも、当院で治療を行うことが可能です。
重要なのは診断名や確定診断そのものではなく、その後の方針に繋がるように、その子自身を深く理解することだと考えています。

当院での診療について

当院では、不登校となっている個々の状態を専門的に評価することが、効果的な支援と将来の自立のために重要と考え、子どもたちを受け入れています。
精神科の受診に対してハードルを感じる方もいらっしゃるかもしれませんが「不登校について診察を受けたい」と気兼ねなく伝えていただければ、予約のご案内をいたします。患者さん本人を診察する場合は保険診療となり、受給者証をお持ちでしたら自己負担分の公費助成が受けられます。
また、学校関係者の方でお困りの場合は、保護者の方に受診を勧めていただければ、お力になれる場合もございます。特に紹介状などは必要ありませんので、どうぞご遠慮なく当院をご紹介いただければ幸いです。